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唐版 風の又三郎

演出/制作より

テント

演出/安達修子

山形と新潟をむすぶ米坂線が2022年8月の集中豪雨の被害により、現在も列車の運行がなされていません。

稽古のため山形からバスで通う車窓より草の生い茂った線路を眺めながらそのことを考えます。

宮沢賢治さんが『風の又三郎』に描いたように、あっという間に吹き抜けていった彼を探して耳をすませます。

唐十郎さんがこの戯曲で描いたように、死者(かつて)と生者(いま)とその間に在るものについて目を凝らします。

「観客にとって劇的体験とは、見ることによって、たとえ自分の足場が急転しても、いさぎよく、その時代の極限状況に自分を投企してみようと決断する、あの悲劇願望以外の何物でもない」と唐さんがどこかに書いていました。

 

2024年3月 安達修子

制作・代表/早津博美

中高年中心の会を立ち上げて4年になる。

3年前に同じここでテント公演をやった。

当時平均年齢60歳。

見事に素晴らしい舞台をやりきった。

しかし最年長の役者は今、この世にはいない。

私は役者仲間として一生忘れることはない。

だからこそ一日一日を楽しく命懸けで芝居をやるのだ。

今回は若者も加わっている。

頼もしい限りだ。
今回の芝居は唐十郎の名作中の名作であり大作である。

1年近く稽古をやってきた。

中高年にとっては身体の衰えと記憶との挑戦である。

この会はまだまだ続く、来たれ中高年、障がい者、生きづらさを感じている若者よ!

お礼を言いたい、我々のために毎月山形市から演出に来てくれている安達修子氏に感謝である。

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